【ポジティブな子育て】ポジティブに子供を叱る方法のご紹介

本日の記事では、「ポジティブな子育て」という、海外で注目を集めている話題について紹介したいと思います。

まずは「ポジティブな子育て」をご存じでしょうか。
ポジティブな子育てというのは、「ご褒美があるからいいことをする」のではなく、「その行動がとても良いことだからする」と子供に教えることです。

それでも、普段の生活では、子供がよくない行動をしますね。
その時、どのように叱ればよいのか。
これがポジティブ子育ての中で「ポジティブに叱る方法」(Positive Discipline)という分野になります。

この記事では「ポジティブに叱る方法」と「どのように応用できるか」を取り上げたいと思います。

  1.  「ポジティブな子育て」と「ポジティブな𠮟り方」とは何か? 実生活への応用 
  2.   実生活への応用 #1:ルールの作成 実生活への応用 
  3.   実生活への応用 #2:ネガティブな行動を方向転換させる

まず、ポジティブな子育てを見てみましょう。


1.ポジティブな子育てとポジティブに叱る方法とは何か?

ポジティブな子育ては、子供が良い行動をする本質的な動機を刺激することを目指しています(ご褒美や罰を必要としないことを意味します)。

ポジティブに叱る方法は、良い行動にフォーカスして、問題となる行動が発生したときには、やさしく愛情のある方法で対応しようとする肯定的ものを言います。

一方、ネガティブに叱る方法は、怒り・破壊・暴力を使った否定的ものを言います。

ポジティブに叱る方法の中、以下の4つに分けられます。

  • ポジティブな強化 (例:動力を褒めること)
  • ポジティブな罰(例:汚くした部屋を子供が自分で片付けること)
  • ネガティブな強化(例:テレビを子供部屋から取り上げること)
  • ネガティブな罰(例:ゲーム機へのアクセスを制限・取り上げること)

重要なのは、子供への愛を示し続け、なぜ問題な行動をおこしているのかをより深く理解することです。
その理解によって適切なタイプを利用することが大切です。

実際の生活に適用する方法を以下で見てみましょう。


実生活への応用 #1:ルールの作成

ルールを作成する際には、子どもと一緒に作成しましょう。
子供を巻き込むことによって、自立性を育てます。

理想は、子供と一緒にルールを作成し、家族みんなに適用することです。

ルールは公正で、一貫して適用される必要があります。

さらに、ポジティブな子育ての5つの基準を反映し、すべてのタイプの強化と罰を利用するようなルールを作成する必要があります。

ポジティブに叱る方法5つの基準:

ポジティブに叱る方法5つの基準:
•子供たちがつながっている感覚を感じるようサポートする
• お互いに敬意を払い、励ます
• 長期的に使えるようにする
•生活と社会で必要な重要なスキルを教える
•子供たちが自分自身の能力を発見できるよう促す

子供と一緒にルールを作成する際は、以下の要素を含ませてください。

  1. ルール自体(絵本を読んだら片付ける)
  2. 違反した場合の処罰(片づけないときは、一週間本を読めない)
  3. 背景と理由(部屋をきれいに保つため)
  4. 監視/施行メカニズム(夜、寝る前にママ・パパがチェックをする)

上記について家族で議論し、決定する必要があります。


実生活への応用 #2:ネガティブな行動を方向転換する

ルールの作成は最初のステップでして、もちろんルールが存在しない場合もあるので、常にケースバイケースとなります。
ルールが定義されていない問題行動を、子供はよくします。

「やめて!」などという言葉をいつも聞く子供は、その言葉を無視し始めます。
なので使い過ぎは注意すべきです。

さらに、子供が問題行動している場合は、満たされていないという感情(ニーズ)が生じている可能性があります。

なぜ子供が問題行動をしているのかを理解すること、またよりポジティブな方向にそのエネルギーを方向転換させる方法は、ポジティブ叱る方法の重要な部分です。

例として、スーパーで買い物する時にショッピングカートに落ち着いて座らない子供がいたとします。

ポジティブな子育てを実施している親は、子供を怒ったり行動を無視したりするのではなく、「子供が座るのを嫌がっているのを見て、子供は動きたいんだな」ということに気付きます。

このときの良い対応は、カートから子供を下ろし、お手伝いをいらいすることです。
いくつかのアイテムを選んでもらうとよいでしょう。

問題行動を方向転換するもう一つの例を紹介します。

子供が短時間しか落ち着いて勉強できないときがあったとします。

このときの良い対応は、頻繁に休憩を入れることです。
子供が休憩中に他にエネルギーを使うので、戻ったときに集中できるでしょう。

具体的な例では、ヨーロッパのフィンランドの学校では、子供たちは必ず45分ごとに15分の休憩を取って外に出て遊んだり、友達と話したりします。


最後に

ポジティブな子育てにとって、ポジティブに叱る方法は重要な要素です。

以上、コンセプトを簡単に紹介しました。

さらに知りたい、または他にも興味があることなどありましたら、フィードバックをお送りください。

ポジティブに叱る方法を適用することは、子供が良い行動をするための本質的なモチベーションを生み出すのに役立ちます。

なので、長期的な子育てのための良いテクニックであることを覚えておいてください。

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